とあるゲームプランナーのボードゲーム日記with D

有名なボードゲームからあまり市場に出回っていないボードゲームまで紹介します。まだ日本語訳がない海外のボードゲームの翻訳もします。

【上海?いいえボドゲです】覇王龍城…【アブストラクト】

皆さんは上海ってゲームをやったことがありますか?

私は子供の頃に古い温泉旅館のゲームコーナーで誰かがやってたのを横目で見たぐらいです。

どうも、デラです。(  ・ω・)フンス

 

本日もボドゲを紹介していきたいと~思いやす~。

(^ω^)ゴソゴソ

f:id:kikyoboard-game:20200503222544j:imageデデドン

今回はホビージャパンから発売した「覇王龍城」です。

 

覇王龍城ってどんなゲーム?

  • プレイ人数……2~4人
  • プレイ時間……45分
  • 対象年齢………8歳以上

 プレイヤーは中央のボードに積まれた牌を獲得し、それを自分のボードに配置していきます。そのときに同じ色の牌が規定数並ぶと裏返り屋根を設置することができます。

勝利条件

 ゲーム終了時に、最も得点の高いプレイヤーの勝利になります。

 

ゲームの準備

1…中央のボードに牌をシャッフルして、ボードに書かれている数字の数の牌を表を上に向けて重ねて置いていきます。これを龍城と呼びます。
得点チップと社コマを脇に置いて、共用プールとします。その後、左下に人数に応じた期限トークを置きます。
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↑の画像はスタンダードな牌の積みです。これの他にも色んな積み方があります。



2…龍カードをシャッフルして、ランダムに一枚引いて全員に見える様に中央ボードの脇に置きます。このカードはこのゲームにおけるボーナスの目的となります。f:id:kikyoboard-game:20200504002704j:image龍だよ(^ω^)
3…精霊カードもシャッフルして、ランダムに一枚引いて全員に見える様に中央ボードの脇に置きます。こちらはこのゲームにおいて使用可能な精霊の力です。
f:id:kikyoboard-game:20200504001559j:image精霊だよ(^ω^)

残りの龍カード、精霊カードは箱にしまいます。

この精霊と龍カードは基本ルールに慣れるまでは追加しなくても楽しめます。

 

4…各プレイヤーは国ボードを一枚受け取り、自分の前に置きます。更に各プレイヤーは共用プールから社を受け取り、それを自分の国ボード上に置いて自分の社プールとします。
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スタートプレイヤーを決めたら、そのプレイヤーに開始プレイヤートークンを渡し、ゲーム開始です。

 

ゲームのルール

 手番で出来ることは3つのアクションがあります。その中から1つのアクションを実行します。

  • 牌を獲得する……中央ボードの牌の中から同じ絵柄の牌を2枚獲得します。
  • 牌と社……牌を1つ取り、その後に共用プールから社を1つ取って自分の社プールに加える。
  • 牌を捨てる……牌を1つ取り、その後に取った牌を捨て、共用プールから①勝利点チップを取って自分の前に置く。注:捨てた牌は自分のボードの脇に置いておきます。

この3つとなるのですが、この3つのアクションには必ず行わなければいけないルールがあります。

それは最初に取る牌は最上段にある牌で尚且つ長辺が空いていて、その辺に隣接してる牌が無いことです。


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この赤丸のとこからです。

 

牌の配置

アクションを実行した後、このターンに獲得した牌を自分の国ボードの好きな所に表向きに置きます。

注意:牌を置くことが出来るのは空いているスペースか、裏向きの牌の上です。一方で置くことが出来ないのは表向きの牌の上と既に社が置かれている所には置けません。

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赤丸の部分は置けますが、黒✕が付いてる牌の上には置けません。

 

牌の合併

牌を獲得して置いていく内に同じ「種類」の牌が4つ以上互いに隣りあっている状態が出来た場合、それを「合併」する事が出来ます。合併をする場合、合併する牌を全て裏向きにします。

注 : 牌の「種類」は同じである必要はありますが、「数値とシンボル」は異なっても大丈夫です。


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↑こちらの画像は隣あってない為、合併は出来ませんがf:id:kikyoboard-game:20200504012425j:image

↑こちらの画像では隣合ってるので合併が出来ます。

その後、裏返した枚数に応じた勝利点を得ます。

 

社を建てる

先程説明した「合併」をした時、社プールに社がある場合、今合併した牌の上に社を建てる事が出来ます。

この時、建てる事の社の数は合併した牌の「種類」により決定します。


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赤、黄、緑のいずれかで牌で合併した場合は社を1つ建てることが出来ます。

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青、黒のいずれかで合併した場合は社を2つ建てることが出来ます。


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最後にこの牌で合併した場合、まず合併したことによる勝利点に加えて、追加で①勝利点を獲得した後に社を2つ建てることができます。

注 :社の置ける場所は手番で合併して裏返った牌の上にのみです。前の自分の手番で合併して裏返った牌の上には置けません。

 

精霊と龍カード

精霊カード…このカードは全てのプレイヤーが自分の手番の任意のタイミングで使用することが出来る特殊能力です。

使用する場合は自分の国ボードにある表向きの牌一枚を捨てるか、自分の社プールから社を1つ捨てる事で各プレイヤーターン中に一回のみ使用出来ます。


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龍カード…こちらは特定の形に城を建てることでゲーム終了後にボーナス点が貰える様になるカードです。

例…対象形の城を建てる、ゲーム終了時に特定の牌を表向きで残すなどです。


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ゲームの終了

いずれかのプレイヤーのターンの開始時点で、中央ボードの牌が一番低い階層になっている場合、ゲーム終了に向けて、全てのプレイヤーは新たなアクション「龍の召喚」が実行できます。


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龍の召喚…期限トラックの右端のスペースからトークンを1つ取ります。このトークンはゲーム終了時に1枚につき②勝利点になります。


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写真の様に獲得した時に「!」マークが出た時、そのラウンドでゲームが終了します。手番が均等になるようにスタートプレイヤーの前の人まで手番を行ってゲーム終了です。

手持ちの勝利点に加えて龍カードの得点と社が置かれている牌の高さによる得点を合計し、一番得点の高い人が勝者となります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか、、?

 牌を裏返すタイミングだったり、合併した牌のどこに社を建てるかと考え悩む所が面白いゲームです。

大量の牌、社によるコンポーネントのボリューム感、パズル的な要素で、組みあがっていく自分だけの城のワクワク感、他の人が狙っている色も分かるので、プレイヤー間の駆け引きも楽しめます。

今回はスタンダードな牌の積み方での紹介でしたが、説明書には10種ほどの積み方が書かれていて、次はこの積み方でやってみよう、次はオリジナリティを出してやってみようとリプレイ性もバッチリなゲームです。

今回はこの辺で、また会いやしょう。(o・ω・o)グンナイ

★★★★★★★★/10